Mapping An Invisible World

スポンサーサイト
--.--.-- (--) :
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Snatch
2009.04.23 (Thu) :
Snatch
"スナッチ"
(2000/イギリス・アメリカ/104min)ガイ・リッチー
Rating 8/10



Introduction
1個の大粒ダイアモンドを巡って悪くてタフな連中が騒動を巻き起こすポップでスピーディな群像劇。ラビに扮装した強盗団がベルギーの宝石業者を襲い86カラットのダイヤを手に入れる。一味はフランキーにそれをニューヨークのボスのもとへ届けるよう指示する。しかし、フランキーは途中立ち寄ったロンドンでダイヤを狙う男たちの罠にはまり監禁されてしまう……。

Review
ガイ・リッチーの処女作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』と同じくイギリスを舞台とした群像劇。マー以外のキャラクターはむさ苦しい怒り狂った男たち。イギリス、アメリカ(ユダヤ系)、ロシアのギャング、黒人の質屋、アマチュア・ボクサーのトレイナー、キツイ訛りのヒッピー、そして犬が、84カラットのダイヤを巡って繋がり、複雑に絡み合う。私は、ロシア人のボリスの何度撃たれても喋り出す不屈の精神にやられた!"you lucky bastard!"

Trailer


→Hide More


Slumdog Millionnaire
2009.04.21 (Tue) :
Slumdog Millionnaire
"スラムドッグ$ミリオネア"
(2008/イギリス・アメリカ/120min)ダニー・ボイル
Rating 5/10



Introduction
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。

Review
クイズ番組を通し、スラム育ちの少年の運命を描く。クイズの答えは、主人公の過去に眠っている。クイズ番組から生い立ちと経緯を描いた演出が斬新だった。

ジャマールの人生から見えてきたのは、インドの貧困や宗教(ヒンズー教とイスラム教)などの社会問題であった。特に衝撃的だったのが、孤児を従えるギャングの存在。ギャングは孤児の片目に薬品をふりかけ、眼を焼いた。片目を失くした孤児は、街に佇む。そして、その哀れな姿を見たヒトたちからお金を貰い、そのお金はギャングへと渡って行った。弱者から摂取をするギャングの存在は、インド社会の経済格差を表していた。

暗い世の中だから、ジャマールのような孤児が夢を叶える姿を見て勇気づけられると思う。ただ、私はこの映画があまり好きではない。最後までキャラクターが無機質に感じたからだ。性格の善悪がはっきりとしていて、ジャマールやラティカは心優しく純粋な人、そしてその周りを囲む人物は徹底的に冷酷で、エゴイスティックという感じで、固定化されている。せっかくいい題材だったから、もっと人物像を掘り下げて描いた方が、胸に響くと思った。

Trailer


→Hide More


Miss Potter
2009.04.01 (Wed) :
Miss Potter
"ミス・ポター"
(2006/アメリカ/93min)クリス・ヌーナン
Rating 5/10



Introduction
世界中で愛されているキャラクター、ピーターラビットを生んだ女流作家ビアトリクス・ポターの半生を綴る伝記ドラマ。1902年のロンドン。世の中には、まだヴィクトリア王朝時代の封建的な風潮が残り、上流階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった。そんな中、裕福な家庭に育った32歳の独身女性ビアトリクス・ポターは、青い上着を羽織った愛らしいうさぎ“ピーターラビット”を主人公にした物語を絵本として世に送り出し、たちまちベストセラーとなる。

Review
「ピーターラビット」の生みの親であるビアトリクス・ポターの半生を綴った伝記ドラマ。

この映画は、「ピーターラビット」が誕生した幼少期の話や出版社の編集者との純愛が中心に描かれている。これだけで十分だった。でも、映画の終盤で描かれていた環境保護運動への貢献の部分をあまりに付け足したように描いて映画を締めくくったのが不満。それまで主人公の人間関係や時代背景をじっくり深堀してたのとは対照的に、恋人の病死から湖水地方に移り住んでからは足早に進み表層的な印象を持った。もっと知りたいなって思ったので凄く残念。人生を綴る伝記を映画で描くのって大変だね、この作品は全然尺が足りなかったし。

Trailer


→Hide More


Good Night, and Good Luck
2009.03.28 (Sat) :
Good Night, and Good Luck
"グッドナイト&グッドラック"
(2005/アメリカ/93min)ジョージ・クルーニー
Rating 8/10



Introduction
1953年、米ソの冷戦が激しさを増す中、アメリカ国内ではマッカーシー上院議員を旗頭に、国内の共産主義者の徹底した排除活動が行なわれていた。しかしその標的は、いまや政府に少しでも楯突く者すべてに及んでいた。一般の市民はおろか、マスコミさえもが恐怖の前に沈黙してしまう。そんな中、CBSの人気キャスター、エド・マローとプロデューサーのフレッド・フレンドリーはある重大な決断をする。

Review
言論の自由が失いかけたアメリカで、権力に果敢に立ち向かったジャーナリスト エドワード・R・マローの話です。社会情勢は今と異なっていても、テレビ番組のあり方というものを伝える素晴らしい映画です。

この映画は当時の政治状況を映し出す。アメリカ国内で中国やソ連の共産主義に対する危機感から、【赤狩り=共産主義者の追放】が行われた。国の威信にかけ赤狩りの陣頭指揮を執ったのが共和党議員のジョセフ・レイモンド・マッカーシー。この赤狩りが強引に行われた為、法外で人権を無視していた。しかし、赤狩りを批判することは自らが共産党員だと名乗り出ることになり、野放しになっていた。

こういう背景の下、テレビ局は議論を巻き起こす赤狩りを批判することができなかった。敏感な問題なだけに、誤った報道をすれば協賛してくれているスポンサーや政治家から見放されてしまうからだ。このように機能を果たさない他の報道機関に相対し、果敢にマッカーシー批判を行ったのがエドワード・R・マローだった。ホストを努める『See It Now』でマッカーシー批判を繰り広げたことで、結果視聴者から支持を得て赤狩りは終焉を迎える。

「もしテレビが娯楽と逃避のためだけの道具なら、もともと何の価値も無いということですから。テレビは人を教育し啓発し、心さえ動かします。だが、それはあくまでも使う者の自覚しだいです。それが無ければテレビはメカの詰まったただの箱なのです。グッドナイトそしてグッドラック」

Trailer


→Hide More


Fire Under the Snow
2009.03.15 (Sun) :
Fire Under the Snow
"雪の下の炎"
(2008/アメリカ・日本/75min)楽真琴
Rating 8/10



Introduction
『雪の下の炎』は、チベット僧パルデン・ギャツォが生まれた1933年に遡り、中国の侵略によって始まった悪夢を追いかける。パルデンは生い立ちから、理不尽な投獄の背景、そして33年間に渡る苦痛の日々を静かな口調で淡々と語る。また、パルデンの友人や元政治囚、フリー・チベット活動家の証言を加え、過去の記憶に苛まれる現在のパルデンを描きだす。

Review
牢獄で死を迎えた仲間、そして自由を奪われ暮らす人々の為に国際社会に訴える僧侶。33年間牢獄でさえ彼の心は折れず、断食を13日間続け、北京五輪の中止を訴えるハンストを行うなど国家と闘い続けている。

私たちと同じ時代を生きる人が、苦しみ傷ついてる。生き証人である一人のチベット僧を通して伝えられるメッセージ。この問題は過去でもなく、現在進行形で続いてる。この作品は、チベット問題に対する注目度を高めるし、私たちがどのようの役割を果たすべきか考える機会となるので是非観て下さい。

Trailer


→Hide More


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。