Mapping An Invisible World

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Run Granny Run
2008.10.24 (Fri) :
Run Granny Run
"ドリス、94歳の選挙戦"(2007/アメリカ/79min)マルロ・ポラス
Rating 8/10

"Democracy is not something we have, but something we do."

Introduction
グラニーDことドリス・ハドックは、企業と癒着し、利権に縛られた米国の選挙に、草の根運動で市民に疑問を投げかけ続けていた。2004年、米国市民の間でも親しまれる存在となっていた彼女は、94歳にしてニューハンプシャー州の州議員に最初で最後の出馬を決意する。だが、彼女を推薦した民主党は、彼女を捨て駒とみなし、支援を拒む。限られた資金と準備期間。対立候補は強固な支持基盤を持つ現役議員。TV討論会でも失敗は許されない…。プレッシャーに耐えながら、家族や支援者とともに彼女は4ヶ月の選挙戦を駆け抜ける。

Review
このドキュメンタリーでは、一市民であるグラニーDが選挙戦をいかに戦ったか、その舞台裏に密着している。選挙戦に向けた戦略会議やテレビ討論会に向けた練習模様から、ベッドで神に祈る姿まで、選挙期間ずっと帯同している。例えばグラニーDが討論会に向けた練習で何度も言葉に詰まって硬直してしまったり、選挙当日に家を出ようと思ったら入れ歯を入れ忘れてたりと、とても人間味あふれる、飾らない表情が出ている。そういう身近な存在に感じれるとこが、アメリカ人の多くに愛される理由なんだろうね。身近な存在であり、アメリカ政治を真剣に考える彼女の生き方も多くの人が感銘したんだろうね。そんなグラニーDの活動を通して、アメリカ政治の問題点を描いた作品です。

この選挙戦では、欲や腐敗した勢力を「一市民」であるグラニーDがどういった選挙戦略をして打ち負かすが見どころ。アメリカの選挙では、幅広くPR活動をするために、利益団体からの寄付金が鍵となっている。近年のアメリカ政治は利益団体の影響が大きく反映されている。言い方を変えれば、お金さえ多くを持っていれば少数であっても自分たちの利益のために政治を動かすことができるということ。多額の支援金があれば、政治家としてはキャンペーンを幅広く行えるので、利益団体からの支持を得ようとする。その結果、富のあるものが優遇される社会になってしまった。

この現代アメリカ政治に危機感を覚え、グラニーDは立ち上がった。誰もが声を上げ意見を言える国にしたいと真の民主主義を市民に訴えるため、彼女の生きる目的である「自分の国」のために選挙に出ることだと決心した。社会参加をすることで、民主主義が成り立つんだと自らの生き方で示した。約1世紀を生きた彼女。アメリカ社会、自然やそこに住む人々の変化すべてを肌で感じてきたからこそ、失ってはいけないものを守ろうと思ったんだろうね。日本に住む私たちだって、同じ民主主義国家に住んでいるんだから、彼女の活動を通して政治を考えてみるといいかも。だから、多くの人に見てもらいたいドキュメンタリーです。

Trailer


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