Mapping An Invisible World

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METAL A HEADBANGER'S JOURNEY
2007.04.16 (Mon) :
METAL A HEADBANGER’S JOURNEY

"METAL A HEADBANGER'S JOURNEY"(2005/カナダ/98min)サム・ダン

BLACK SABBATH TONY IOMMI IRON MEIDEN MOTORHEAD
ALICE COOPER SLAYER ROB ZOMBIE SLIPNOT and more

Rating 8/10

異変は1986年-ヘヴィメタルが世界で最も有名な音楽となった。
若者は髪を伸ばし、メロイックサインを振りかざし、そしてエアギターを弾いた。しかし、それを好まない者もいた。
批評家は、メタルは野蛮な音楽であると非難し、“不快”“悲惨”“危険”とまで評したのだった。
当時、ヘヴィメタルはモラルをかき乱す存在で、メタル・ファンは生活水準が低く、将来性のない若者ばかりであるとみなされた。
「なぜ?」そんな思いに取り憑かれた一人の男が、その答え探しに旅立った-。
少年時代からメタルを愛する監督サム・ダンは、L.Aからバーミンガムの薄汚れた路地、果てはノルウェーの暗い森に至るまで、メタルの聖地を次々に訪れ、そのルーツに迫る。

「芸術は社会を映し出すともいえる。俺達は社会の闇を映してるんだ。」Tom Araya (Slayer)

Review
幼少の頃からメタルが大好きで映画まで作ったサム・ダン監督の想いがビシビシと伝わる作品で、アメリカ、ヨーロッパをひたすら旅し、メタルの起源や歴史を追い求めたドキュメンタリー。メタル好きが作った作品なのでメタルへの敬愛、音楽を通じた人との繋がりだったり、アーティストやファンのメタルに対する熱い気持ちが強く伝わる作品!
これからメタルをもっと聴いていこうと思っててるとこだったので楽しめました!オススメ!!

Musical Roots (音楽的ルーツ)
腕のいいギターリストの多くがダークで重厚なワーグナーの音楽などクラシックのファンであった。
力強くなっていくロックは、ヴァン・ヘイレンのエディの登場以来、ギターのプレイはヴァイオリンやオルガンの音色を目指している感じになっていった。メタルには他に、アメリカ南部の先祖がいる。ロックのルーツはブルースと奴隷音楽である。抑圧された人々の音楽で、変化を求める人の心情を訴えてる。そして、ブラック・サバスが悪魔の音を奏でたときからメタルは栄えた。

Environments (環境)
ブラック・サバスやディープ・パープル、レッド・ツェッペリンも裕福な育ちではない。
彼らの音楽は、同じ境遇の仲間向けたものである。ヘヴィ・メタルは既存社会への決別宣言。
街は荒れ果て、銃声が飛び交い、何もすることもなく、ただ頭の中に違う世界を作るしかない。
そういった少年期が少なからず彼らが奏でる音楽に影響を与えている。
退屈な高校生活やバイトの生活を決別し、自分の人生を獲得するために“言う通りにはしない”と。

Culture (カルチャー)
メタルを文化たらしめるのはまず音楽、第二にファンの服装と言える。
黒であることは大前提で、銀の鋲(びょう)も多く、本物でなくニッケル。
この文化は“兄弟愛”で生き延び続けているし、後輩や仲間たちに引き継がれている。
組織として巨大ではあるものの社会は認められない、だけどその分メタル好きの絆は強い。

Gender And Sexuality (ジェンダーとセクシャリティー)
ヘヴィ・メタルは今まで実際男性優位の世界だった。
男同士が団結し、仕事をこなすことが大事であり、性に対して疑問を抱く余地もなかった。
メタルに限らずロックは男尊女卑の世界、そこへどうやって女性ミュージシャンが進出したか。
「女は上手いだけではダメ、必ず“魅力的”であることも要求される。男のバンドなんて皆ブサイクのくせに」
女であるというだけで“美しさ”を求められるのは、ミュージシャンだけでなくその世界を構成しているのが男だけだからだ。女性が男性優位の世界に進出することで、変革が起きるのであろう。

Religion And Satanism (宗教と悪魔崇拝)
歌詞の内容は反キリスト教的なものが多いが、キリスト教なしでメタルは成立しない。
メタルの初期バンドの多くが宗教的な家庭で育っているが、ヘヴィ・メタルには悪魔崇拝的要素がある。
ヘヴィ・メタルでやっている悪魔崇拝は風刺でやっているマネ事にすぎないが
ノルウェーのブラックメタルは本物の悪魔崇拝であり、教会を放火する事件にも関わっているという。
もともとノルウェー人が選んだ宗教ではなく、押し付けられた宗教であるという考えがあり
ノルウェーのキリスト教を打倒する考えは、ヴァイキングの時代からあり、メタルとの関連は少ないかもしれない。

Death And Violence (死と暴力)
メタルの“悪魔的”イメージは過激化を極めた。
その究極は何と言ってもスラッシュ・メタルとブラック・メタルから派生したデス・メタル。
連続殺人犯や大量殺人犯、悪魔崇拝者のような社会の悪者が見つかるたびに、“犯人はHMファンだ”と報道されるし、HMが原因だと叩かれる。アメリカのニュースは暴力を最優先し、社会には落ち度はないと訴えつつ、2~3日論説記事を書いてるだけである。
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