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Little Birds -イラク 戦火の家族たち-
2007.01.23 (Tue) :
LittleBirds
"Little Birds -イラク 戦火の家族たち- "
(2005/日本/102min)綿井健陽
Rating 8/10

Introduction
世界各地の紛争を取材するジャーナリスト綿井健陽は、2003年3月、開戦間際で緊迫するイラクへ入った。まもなくしてアメリカはバグダッドを空爆、イラク戦争が始まった…。こではイラク市民の視線にたっての戦争の惨禍が記録されており、その悲劇と衝撃のインパクトは当時のTVメディアでは伝えられなかったものでもある。特に家族、子どもなどの悲劇を中心にした構成は、たとえどんな理由があろうとも、戦争は罪のない者たちの運命を一瞬にして狂わせる無慈悲で残酷なものであるという怒りのメッセージと、しかしそれでも人は生き続けるという人間の生命力、その力強さまでが見事に訴えられている。

「ブッシュに聞きたい。イクラを解放しに来たのか?それとも私たちを殺しに来たのか?」

Review

私たちにが知らなくてはならない現実がこの映画では描かれている。ニュースキャスターが伝える言葉ではなく、戦争の最中にいる人たちの生の声こそ戦争の虚しさや悲しさを伝えられるものだと思う。本当に何のための戦争だったのだろうか・・・。

生物・化学兵器等、大量破壊兵器を保有していることを戦争理由としたアメリカは、イラク制圧の為にどれだけの兵器を使ったのだろう。力のある側が力でもってごり押しすれば、違法だろうと何だろうといくらでも使えるが、力のある側が無い側の持つものを「違法だ」といって取り上げようとすればできてしまう。それが国際政治の現実なのだろう。

特にこの映画で衝撃的だったのが“クラスター爆弾”というアメリカ兵がイラクで使った兵器。この“クラスター爆弾”によって多くの罪のない市民や特に子供たちの命がなくなり、そして今も彼らが遊ぶ近くに落ちている。

クラスター爆弾
本体の親爆弾(長さ2.3メーター、重さ430キロ)から投下された数個から最大約2000個(約200個ぐらいものが多い)の小さな小爆弾が上空100~1,000メーター爆発、それにより、小爆弾中の容器に納められた鉄片が300ぐらいに飛び散って、一円(その地方・場所などの全体。一帯。全域)の車両や兵員等を無差別に破壊する爆弾で、軍事的には広域を制圧し、敵の人的被害を計算できる有効な兵器とされている。広範囲にばらまかれるため、あらゆる方角から爆風が襲い、逃れることは困難です。 しかも子爆弾の5%以上が不発のまま残り、地雷となって、戦後も長期にわたって何の関係もない人を殺したり傷つけたりします。

同爆弾は、核兵器、劣化ウラン弾、生物化学兵器等と並んで、非人道兵器として96年の国連人権委員会の決議において使用禁止の対象に挙げられたが、同爆弾は、第2次世界大戦中に米軍が開発、ベトナム戦争から旧ユーゴ、アフガニスタン(1,200発以上の親爆弾から約25万個の小爆弾が各地にばら撒かれた)やイラクまで多くの戦場で使われてきて惨劇を引き起こし、赤十字国際委員会(ICRC=国際赤十字)や各国の非政府組織(NGO)がその非人道性を指摘している。

軍事的には極めて効率のよい爆弾とされているクラスター爆弾を、日本の航空自衛隊が87~02年度の16年間で総額約148億円分購入し、現在も数千個を保有していることが03年4月16日判明している。上陸してきた敵部隊の掃討に使用するというのが日本政府・自衛隊の所持理由であるが、後々、日本国民に被害を与える明白である以上、この爆弾は、使いようがない、また、必要のない兵器といわなければならない。


参考ページ
クラスター爆弾
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/kurasutabakudann.htm

非人道的兵器クラスター爆弾
http://peaceact.jca.apc.org/resources/yamazaki.html

Trailer

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