Mapping An Invisible World

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Kalifornia
2009.04.26 (Sun) :
Kalifornia
"カリフォルニア/狂気の銃弾"
(1993/アメリカ/118min)ドミニク・セナ
Rating 7.5/10



Introduction
連続殺人を研究し、その本を出版しようとしている作家のブライアンは、恋人でポルノグラフィックな写真を撮っている写真家のキャリーと共に有名な殺人現場を訪ねながら、憧れの地“カリフォルニア”を目指し殺人検証の旅に出掛けた。しかし旅費を浮かせる為募った同乗者、アーリーと彼を盲目的に愛するアデールの本性を彼らは知らなかった……。

Review
白人貧困層(White Trash)の殺人鬼アーリーを演じるのはブラッド・ピット。彼を邪魔をする奴は警察であろうが殺していく。何故彼は人を殺すのか。復習、快楽、優越感なのだろうか。アーリーと旅をしたブライアンと同じく私たちは、殺人鬼になる人間の過去を知りたい。しかし、アーリーは過去を語らないし、そういったシーンは一切ない。だから、貧困層というイメージから、家庭内暴力や両親の離婚など、脳裏に刻み込まれた悲しみが原因ではないかと考える。殺人鬼とそうでない人間の違いとは何のだろうか・・・。これがこの映画のテーマであった。

殺人現場を訪れ、分析したブライアンでさえ、殺害にいたった原因を一定のものに定めることはできなかったと思う。だから、アーリーの過去だったり、殺人現場で多くを語られたなかったのは、原因を探ること自体がナンセンスなことだからだ。この映画は、ただ暴力描写を見せるのではなく、殺人者とそれの分析を試みる人間の心理が描かれている。そしてこの作品を観て観客が殺人鬼に対する自分のイメージを浮かび上げてくれると思う。残酷なシーンも多いけど、観る価値あります。

Trailer


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Swimming Pool
2009.03.09 (Mon) :
LOCK,STOCK AND TWO SMOKING BARRELS
"スイミング・プール"
(2003/フランス・イギリス/102min)フランソワ・オゾン
Rating 4/10



Introduction
創作活動に行き詰まっていたイギリスの女流ミステリー作家サラはある夏の日、出版社社長ジョンの勧めで南仏の彼の別荘を訪れる。そこは明るく静かで、誰にも邪魔されずに執筆できる最適な場所だった。しかし、サラがいよいよ仕事に取り掛かろうとした矢先、社長の娘ジュリーが別荘にやって来る。裸でプールを泳ぎ、毎夜男を連れ込んでは嬌声をあげるジュリーに苛立ち筆が進まないサラ。だがやがてサラは、ジュリーの若さと妖艶な振る舞いに強い刺激を受け、いつしか彼女をモデルに物語を紡ぎ始めるのだった…。

Review
女性の心理がにじみ出たドラマかと思いきや、最後の最後にミステリー映画だと気づかされる。謎が多い物語でいろんな解釈があると思う。現実と妄想が平行線上にある物語で所々混乱する。観終わってからの謎ときはおもしろいけど、ストーリーは火サスだよね。

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11:14
2009.01.05 (Mon) :
11:14
"11:14"
(2003/アメリカ・カナダ/86min)グレッグ・マルクス
Rating 7/10



Introduction
夜の“11:14”を中心に起こる様々な出来事に翻弄される人間模様が描かれた作品。それぞれの人物がまったく関係ないように見えて、最後には全員が繋がっているという手法が用いられている。

Review
11時14分前後に起きる人身事故、発砲事件、殺人事件などにより今まで繋がってないなかった人々の思いがぶつかる。そして、それぞれの思惑とは明らかに違う方向に進み人生が狂っていく。

この映画もそれぞれの物語がぶつかる群像劇の一つ。今まで私が見てきた群像劇は、ある街ですれ違ったり、同じ体験することによってまったく知らない人が繋がる壮大な物語だった。『11:14』が面白いところは、起きている場所が凄く狭い地域であること。だから、もともと誰かとは知り合いの関係にあり、とてもこじんまりとした話である。でも、本当にどこにでもいそうな人が、ちょっとした行いで互いの人生を破滅に追い込んでしまうっていう展開は良かった。

結末に明らかになるまで事件の発端となったある人たちの思惑は隠されている。あまりにふざけた考えでがっかりしたけど、それを結末まで隠したからこの物語は成り立ったんだね。だから、この事件に関わる人々の話を時間軸を変えることによって物語が格段と魅力的になっていたんだ。物語の切り取り方が上手いんだろうね。そんなにお勧めするほどの映画じゃないけど、群像劇が好きな人はいつも観てきた話は一味違っていいかもね。

Trailer


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MATANDO CABOS
2008.10.18 (Sat) :
MATANDO CABOS
"カクタス・ジャック"(2004/メキシコ/98min)アレファンドロ・ロサーノ
Rating 6.5/10



Introduction
ジャック(トニー・ダルトン)が街の権力者であるカボス(ペドロ・アルメンダリス)を訪ねると、ひょんなことでカボスが気絶してしまう。彼がその処置に追われる一方、カボスへの復讐(ふくしゅう)を企むボッチャ(ラウル・メンデス)はカボスを誘拐するが、誘拐したのはまったくの別人だったことが判明し……。

Review
人違いから起こる事件。この映画に登場する人物は、裏社会を牛耳る権力者カボス、カボスを恨む旧友の清掃員、カボスに嫌われながらもカボスの娘と付き合うジャック、カボスに復讐するためカボスを誘拐をするボッチャ。この4人の思惑が交差し、意図に反し複雑な関係となる。この関係に至る展開がとてもおもしろい。その冒頭以降は個性的なキャラクターが登場したり、カーチェイスがあったりして、ちょっと大ざっぱな展開になってしまっている。複雑な関係がいつの間にか単純なものになっていて、冒頭で期待しすぎた自分としていまいちだった。

Trailer(spanish)


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The Hole
2008.09.26 (Fri) :
The Hole
"穴"(2001/イギリス/97min)ニック・ハム
Rating 5/10



Introduction
イギリスでも指折りの名門パブリック・スクール、プレイボーン学園。ここに通う4人の生徒が、ある日忽然と姿を消した。騒然となる警察とマスコミ。やがて、失踪から18日後4人の生徒のうちの一人、女子高校生リズだけが薄汚れ、憔悴しきった姿で発見される。リズに、そして3人のクラスメイトにいったい何が起こったのか? 事故なのか、それとも犯罪か? 真相解明とリズの精神的ダメージを癒すため犯罪精神科の女医フィリッパがカウンセリングを始める。やがて、リズはビデオカメラに向かって、悪夢の顛末を語り始める……。

Review
閉鎖的な空間で自分を見失い、脱出後は虚偽を語るエゴイスティックなリズ。彼女を中心とした話で、彼女の心の変化が事件の真相を徐々に明らかにしていく話。

結局、誰が真実を語っていたかは不明な点がおもしろい。最後の回想もリズの妄想かもしれないし。どれも根拠が不明だしね。妄想だからか、話の展開が都合のいい方向にいきすぎる。だけど、やっぱ妄想であっても、あまりに現実離れするとさめるね。B級映画だから、あまり期待せず、ホラーよりの学園ドラマだと思ってみるとそこそこおもしろいかも。


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